2023.12.15 / Interview KIH

【狛江特集 その1】地味だけど、完璧なバランスで暮らせる街!「狛江インターナショナルハウス」に潜入調査してみました!

学生寮の実態を潜入取材で調べてみよう。

今回の舞台は狛江の学生寮とその周辺の街並み。筆者は10年ほど前、狛江に行ったことがあるけど、全然どんな街だったか思い出せない。。。「名前は覚えているけど、いまいちハッキリと顔が思い出せない知り合い」みたいな感覚だ。

狛江・・・よく思い出せないけど行ってみよう!

ということで明治大学国際交流寮「狛江インターナショナルハウス」に行ってきました。

取材前のやりとり

まずは取材に同行してくれるカメラマン(都内在住)にオファー。

筆者:今度、狛江で取材があるんだけど、一緒に来てくれない?

カメラマン:行けますよ!狛江・・・って、東京でも千葉県寄りの街ですよね?

筆者:いや、逆!逆!むしろ西側。

カメラマン:そうでしたっけ。あれ?23区内だったっけな?

東京に住んでいても、狛江に特別関わりがない人は大体こんな認識だろう。「東京の街」であることはなんとなく知っているが、どこにあるのかはよくわかっていない。影が薄すぎるのか、気配を消しているのか、どっちなんだ狛江!

狛江IHにいざ潜入!

■狛江インターナショナルハウスの外観

狛江インターナショナルハウス」に到着。文句なくオシャレな佇まい。しかも隣には竹林まである!高級マンションの外観のようだ。

■エントランス

もちろんセキュリティも万全。

扉と反対側の壁も凝ったデザインが施されている。

■エントランスホール

今回案内をしてくれる3名の寮生さんがお出迎え!

左から清心(政治経済学部3年・長崎出身)さん。北さん(文学部3年・鹿児島出身)、松本さん(理工学部4年・大阪出身)。爽やかにお出迎えしてくれました。

エントランスホールからはめっちゃくちゃお洒落なテラスが見えるが、ここは後ほどご紹介。

エントランスホールにはこのように掃除機がいくつか置かれており、使いたいときには貸してもらえる。寮に住むならわざわざ掃除機を買わなくても大丈夫

エントランスホール内の壁面には今回案内してくれる3名の紹介が貼られている。彼らは寮生の中でもRA(レジデント・アシスタント)というドーミーでのコミュニケーションを活性化する役割をしているのだ。

ん?

お分かりいただけただろうか?

この寮って技術顧問がいるの?

ってか寮で技術顧問って何をするんだ?

よくわからないけど、さすがドーミーさん。寮に技術顧問のスタッフまで付けているなんて手厚い。他のドーミーの寮では聞いたことないけどなぁ。

取材班:この技術顧問の方は何をしてくれるんですか?っていうか共立メンテナンス(ドーミーの運営会社)さんってこんなサービスまであるんですね。

松本さん:彼はここの寮生です。だから共立メンテナンスの社員ではなく学生です。

中堅ポジションの社員だと思ってた。

松本さん:この技術顧問というのも彼の個人的な活動です。彼も以前はRAだったんですよ。

取材班:すいません。共立メンテナンスの社員さん(係長〜課長代理くらいのポジション/マイホーム&家庭有り)だと思ってました。

松本さん:学生ですよ(笑)。しかもめちゃくちゃ優秀な方です。

取材班:そうなんでしょうね(部下いそうだもんなぁ)

技術顧問と別れ、寮内を探索。

■居室

空き部屋が1部屋あるとのことなので、特別に見せてもらうことに。

良い!

決して広くはないが、コンパクトに必要な機能がまとめられた部屋。広い空間を使いたい場合は、共用空間があるから、1人で過ごすにはこれで十分だと思う。

ベッド・カーテン・照明なども備え付け。アパート借りて1人暮らしするとなると、こういう出費が地味に痛いんだけど、寮なら最初からある!

写真右側の冷蔵庫とその上にはIHクッキングヒーター

これも備え付けだから、新規購入の必要なし!電子レンジなんかは食堂にあるから、調理器具周りの用意も最低限でOKですね!

お風呂とトイレも別々

傘立てとか、さりげない収納も気が効いている。

広すぎず狭すぎず、まさに大学生の1人暮らしに「ちょうどいい」住空間といった印象だ。

■エレベーター

次は最上階からの景色を見てみようということでエレベーターへ。

「狛江インターナショナルハウス」は男子の階と女子の階が分かれており、キーで自分の部屋のある階にしか行けない仕組みになっている。

■最上階

緑が多くて、空が広い!

最上階からは開放的な風景が望める。下層階からはこの眺望を望むことはできないが、窓や廊下から豊かな樹々が見えるのもうれしい。

■ランドリールーム(男性用)

男性用のランドリールーム。ここで洗濯できるから洗濯機をわざわざ買わなくても良いというのも寮生活のメリット。

■ランドリールーム(女性用)

女性用のランドリールームは扉にセキュリティを完備。

中はこんな感じ。

男性用のランドリールームは片面に洗濯機・乾燥機が置かれていたのに大して、女性用は両サイドに配置されている。

■ゴミステーション

寮生用のゴミ捨て場。24時間好きな時にゴミを捨てられるからめちゃくちゃ便利。食事付きの寮のため、自分の部屋でごはんをつくる必要がないから生ゴミも少なく、ぜんぜん臭くない。

そういえば学生時代、アパートで1人暮らししていた友人が、ゴミ出しのためにわざわざ帰宅していたのを思い出した。いつでもゴミを捨てられるって、地味だけどすごくありがたい。

■食堂

めちゃくちゃキレイな食堂。壁面に大きなテレビがあり、WBCやワールドカップなどの際には寮のみんなで観戦しているとのこと。また、食事時以外の時間にはここで勉強することもできる。

電子レンジトースターが置かれており、寮生は自由に利用できる。

マンガやボードゲームが置かれている。マンガは寮生にアンケートをとって、人気の高い作品を揃えているとのこと。『鬼滅の刃』『呪術廻戦』『チェンソーマン』『思い、思われ、ふり、ふられ』など人気漫画が並ぶ。ほぼほぼ集英社のマンガで占められており集英社作品の強さを改めて思い知った。講談社の作品は『取締役 島耕作』の6巻のみ。島耕作が講談社代表として孤軍奮闘しているようだ。

■テラス

食堂からつながっているテラス。もはやただのオシャレな飲食店。学生寮にこんなオシャレ空間が許されるのか!案内をしてくれた3人に座ってもらってみた。

なにをしてもオシャレ!

筆者もこんな大学生活を過ごしたかった。。。

■北さんのお部屋

実際にどんな感じで学生さんが住んでいるのか?特別に北さんが部屋の中を撮影させてくれた。

机の上にはクリスマスの飾り付け。あ、もうすぐクリスマスの時期だからね。

と思ったら

「私、クリスマスが好きなので、年中クリスマスの飾りを置いてるんです」

「この壁面にあるレールがめちゃくちゃ便利なんですよ。私は宝塚歌劇団が好きなので、推しグッズを飾ってます。」

彼女はいわゆる「ヅカファン」なのだそう。

ちなみに今回一緒に案内してくれた清心さんは熱狂的なジャイアンツファンで、この壁面にはジャイアンツのグッズを飾っているらしい。

玄関ドアまで宝塚。

■自転車置き場

最後は自転車置き場へ。

ここに住む寮生全員の自転車を収容できるほどの広い自転車置き場。学校に行くにも、バイトに行くにもやはり自転車があると便利らしい。ちなみに明治大学の生田キャンパスまでdoor to doorで20分和泉キャンパスも実は同じ20分くらいで通える。どちらも自転車で通う人がけっこういるそうだ。運動にもなるし、交通費もかからない。自転車があれば日常の行動範囲がグッと広がりそう。

ん?

謎の物体に近づいてみると、見るも無惨な自転車の残骸。

どうしたものか・・・。

ハッ!!

技術顧問!急患です!

きっとこういう時に彼が必要なのだろう。

彼が自転車まで直せるのかわからないが、相談には乗ってくれそうだ。

狛江の寮には寮長寮母さん以外にも心強い味方がいる。

まとめ

明治大学の学生寮「狛江インターナショナルハウス」はテラスもあるお洒落な寮。個室も機能的で1人暮らしとほとんど同じ感覚で暮らせる上に、共用部も利用できるし、同じ大学の仲間が住んでいるから安心。さらに困った時には寮長寮母さんはもちろん、RAという学生サポートもいる上、技術顧問までいる。技術顧問はもうすぐ卒業らしいけど、きっと社会人になっても相談に乗ってくれると思う。

【狛江特集 その2】「狛江」ってどんな街?寮生オススメのお店でご飯を食べてみた。

へと続きます。

(文・田中文庫/写真・秋岡海平/編集・西泰宏)

※記事の学部学年・内容は2023年11月の取材当時のものです。

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